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フリーランスエンジニアが教える、スキルシートの書き方

フリーランスエンジニアにとっての生命線、それがスキルシートです。

スキルシートはそのエンジニアのスキルのレベルと業務経験の深さ、どんな現場の需要とマッチングするかを一目で判断するためのツールです。

しかし、フリーランスエンジニアになろうとは思っているけれど、今までSIerの会社にいた人にとっては今まで使った事も書いたことも無いので、何をどんなふうに書けばよいか見当もつかないと思います。

今回はそんな人のためにスキルシートの書き方を紹介したいと思います。

会社や個人によってフォーマットは違うと思うので、この記事で紹介した方法を基に、それぞれの会社の方式に合わせて適宜変更してください。

基本情報

スキルシートは履歴書などと違って本名や詳細な住所は書きません。

スキルシートは殆どの場合、面接で使いますので、面接の時に本名は言います。スキルシートにはほとんどの場合イニシャルを書きます。

そして住所は何県に在住かなど、大まかな場所しか書きません。

詳しい理由は不明ですが、恐らく個人情報なので流出のリスクを考えている事、前の現場や職場からの不当な圧力を避けるため、ストーカーなどの被害を未然に防ぐため、と思われます。

ただし、年齢は正確な年齢を書きます。年齢は恋愛だけでなく職場においても重要な指標です。

鯖を読むと最悪の場合入場取り消しにもなりかねませんので、ご注意ください。

学歴についても大まかな物だけ書けば良いです。私立大学の文系の学部を卒業した、電子系の専門学校を卒業した、等で充分です。

資格

どんな資格をいつ取ったのか、という事もエンジニアの実力を推し量るための重要な指標です。

ベンダー資格に関しては有効期限がありますし、継続的にITや業務に関連した資格を取得しているようなら、かなりプラスの評価をされます。

基本的にITの資格のみを書きますが、何もない場合はITと関係無い資格を書いても良いです。

簿記等の会計系の資格は持っていると、経理や金融系の現場でプラスの評価がされますし、柔道初段など全く関係無い資格でも根性がありそう、等人間性を評価してくれる場合もあります。

勿論英検や漢検等も書いておけばプラスの評価になります。

タイガース検定など娯楽の要素が強い資格は書かない方が良いと思いますが、普通自動車の運転免許も含めて、基本的に何かしら書いておけば損する事はありません。

業務経験が少ない場合は、この資格の欄が充実していればいる程、入場まで漕ぎつける可能性が高くなります。IT業界での経験が5年以下のエンジニアは特にこの傾向が顕著です。

現場履歴

簡単に言えば、どんな現場でどんなスキルを使って、どの位その現場で働くかを伝える物です。そのエンジニアがどの位の実績を積んで、どのくらいの実力があるかを示す物なので、ここがエンジニアにとって最も大切な部分であると言えます。

ここでも注意があり、会社の名前、つまり楽天とかソフトバンクとかは出してはいけません。

どの会社でどんな案件を受注してどんな技術を使っているか、と言うのはビジネス上でとても大切な事であり、普通の会社は外部に漏らしたくありません。

下手に会社名を出すと、この事情に関して疎い、情報セキュリティがしっかりしていないと思われ、その時点で入場の可能性が無くなることもあり得ます。

ここで書くのは、大体以下のような事です。

・どんな業界の会社(保険業界などの金融業界なのか、スーパーなどの小売業界なのか)の案件だったのか

・何のための案件だったのか(勤怠システムの保守運用、ECサイトの立ち上げ等。ここは入場面接を受ける現場の採用担当が、類似した現場若しくは同じ業界の経験が多いかを見ます。)

・担当工程(テスター、プログラマー、等。要件定義やマネージャーなど上流工程の経験が多ければ多い程高く評価されます。)

・使用スキル(Java、Git、Excel等。ここはプログラミング言語だろうが管理ツールだろうがごちゃまぜにして構いません。面談で質問された時に用途などを詳しく解説出来れば充分です。)

・担当していた仕事の詳細(お客様情報の検索機能の作成、お客様情報をデータベースへ登録する時のバッチ機能の要件定義、等)

・主業務以外の雑務の内容(他部署からのQAの受け答え、ツールの仕様手順書の作成、ログの収集など)

・現場の在籍期間(就職活動と違って、1カ月等のスポット案件が多くても特にマイナスの評価はされません。ただし、契約の関係だったのか、それともキャリアアップや大きな案件に入るまでのつなぎだったのか等、理由ははっきり言えないといけませんし、説明に整合性も持たせなくてはいけません。)

・在籍していたプロジェクトチームには自分を含めて何人いたか

・在籍していたプロジェクトチームでの自分の役目(リーダーだったのか、メンバーだったのか。当然、リーダーの経験が多くあった方が高く評価されやすいです。)

スキルシートが5枚にも6枚にもならない限り、基本的に今まで在籍したプロジェクトや現場に関する者は全て書いた方が良いです。(ただし面接では直近3案件か4案件、若しくは5年以内で尚且つ入場希望の現場に関係ある現場に関する物、とされる事が多いです。)

今まで他社に出向などしたことない、若しくは少ない、等の場合は今まで在籍したプロジェクトや部署などについて書けばよいです。

その他

その他、スキルシートには自身の性格や生活習慣、ITに対する興味の度合いなどを書く欄があります。

素直である事、ストイックである事、健康的な生活をしている事等の長所を書くと、採用担当者から見ても印象に残りやすく、プラスの評価をされます。

自分で書くよりは他人に書いてもらった方が矛盾が少なくなり、直接会った時の説得力も増すので、営業担当者や同じようなフリーランスエンジニアの知り合いなどに頼むと良いでしょう。

筆者自身は毎朝マラソンをしている事、毎日ITやその資格の事を予め決めている量以上の勉強をしている事を書いた結果、採用担当者からプラスの評価をされ、良い意味で踏み込んだ質問をされ、面接の雰囲気も盛り上がり、合格・入場まで漕ぎつけたことがあります。

スキルシートはいつ使う?

スキルシートは1次選考である書類選考に使うとともに、2次選考や3次選考である面接試験でも使用します。

寧ろスキルシートを基に面接試験は行うので、スキルシートに書いてある事に迷いなく応えられる事が面接試験での合格への第1歩となります。

勿論、誤字脱字が多いスキルシートはかなり印象が悪くなりますので、客先に提出する前に必ず確認するようにしましょう。

スキルシートの書き方がわかればこれからやるべきことがわかりやすい

スキルシートに書く内容がわかれば、これから何をすべきかがわかるはずです。

このスキルシートを如何に充実させるかを考える事が、フリーランスエンジニアとして成功するための第一歩と言えるでしょう。

スキルシートの書き方含め、フリーランスエンジニアになる為に何をしたらよいか、もし迷っている方がいたら是非ご相談ください!

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