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フリーランスエンジニアの筆者が経験した、資格への投資とリターン

資格に関しては様々な意見がありますが、少なくとも筆者の経験上、持っていたらかなりのメリットがあります。

とはいえ、資格は取るまでの勉強も大変ですが、勉強の為の書籍も受験料もかなり高いです。

国家資格なら兎も角、ベンダー資格では3万円程するのはざらですし、当たり前ですが、試験に落ちたらお金は一銭も帰ってきません。

ここまでリスクがあるのですから、相応のリターンが欲しいと思う物です。

そこで今回は資格への投資とそのリターンについて、私が取得した資格を幾つか例にあげながら紹介したいと思います。

ベンダー資格

ベンダー資格は国家資格のような公務員への任用資格はありませんが、その製品に対する知識の量の水準を証明できます。

いわばスペシャリストのための資格とでも言うべき資格です。

JavaBronze

いきなりやる気の無くなるような事を言って申し訳ありませんが、JavaBronzeを取ったことによる金銭的なリターンは殆どありませんでした。

つまりリターンは0%です。

理由は単純明快で、試験のレベルが簡単すぎるからです。

筆者はIT企業に就職して一か月の研修が終わった直後に取得しました。要するに、素人でもスクールに通って一月それなりに一生懸命仕事をすれば取れるような資格なのです。

この資格も受験料だけで1万円以上したので、一見大赤字に見えます。(当時は会社員でしたし一発合格でしたので私の財布はそんなに打撃を受けていませんが。書籍代2000円くらいです。)

しかし後述するJavaSilverを取る際の踏み台になったので、メリットが全く無い訳ではありません。当時はITに関して全くの未経験者だったため、良いアウトプットの場になりました。

これはAWSやLinux等の他のベンダー資格にも同じことが言えるでしょう。

JavaSilver

投資の額とリターンだけで言えばこの資格が一番割が良かったと言えます。

この資格を取った事でかなり早めに正社員に成れたので、給料が月に3万円上がりました。また、フリーランスになってからもこの資格がある事でかなりの信頼を得られます。

おまけに取得当時は会社員だったので受験代は実質無料で、かかった費用は実質書籍代2500円だけです。

正社員に成った時から会社を辞めるまでの期間は7カ月ほどだったと思うので、たった2500円が21万円に化けたような物ですし、これはフリーランスになってからの給料は考慮していません。

理論上、元金を80倍以上にしています。

仮に試験の費用がかかったとしても3万円弱が7倍になります。

どこの怪しい事業投資の話だよっていう位、割が良いと思いませんか?

Oracle Bronze

この資格は2科目に合格しなければならないうえに、この内1科目は1度落ち、おまけにフリーランスになってから取得した資格なのでJava silver程ではないですが、こちらもかなり割が良いです。

この試験は1科目は1発合格、1科目は2回受けたので、書籍代と合わせて投資額は7万円ほどです。

対してこの資格を取得した事で単価が2万上がり、コロナの後もこの資格を取る前と比較して1万高いので、回収額は30万円ほどです。

先程のJava Silverが数字的に凄すぎたのでこんなもんかと思うかもしれませんが、それでも元手を4倍以上にしています。

LinuC Level1

はっきり言ってLinuC Level1だけ持っていても普通ならそこまでのリターンは期待できません。

しかし、JavaやOracleの資格も持っているなら話は別です。

OS、サーバーサイド言語、データベースもわかる、オールラウンドなエンジニアであるというポジションを確立でき、より上流工程の仕事が出来るようになります。

筆者が上流工程の仕事が出来るようになり、その関連の副業が出来るようになったのもこの資格のおかげと言っても良いです。

費用としては受験料と書籍代で合わせて4万円弱(こちらもOracle Bronzeと同様2科目の試験に合格する必要がありますので、費用は高めです。)で、件の副業が月2万程の収入になり、2か月ほど働いたので、もう元は取りました。

国家資格

国家資格の良い所は、資格試験に一度受かってしまえば試験を受けなおす必要がない事です。

おまけに試験代もベンダー資格と比較すると安価なので、使いようによっては大きなリターンが期待できます。

資格取得のために身に着けた知識も役に立つ場面が多いです。

ただ、難易度はそれなりに高いです。

基本情報技術者

基本情報技術者はコロナ禍による2回の中止を乗り越えて取得しました。お察しの通りかなり最近取得したのでまだ回収しきれていない部分もありますが、それでも元はとっくに取りました。

基本情報技術者は試験代と書籍代の合計1万5000円でした。この資格を取った事で新しい副業を始めることが出来、今の所その総収入は15万程なので、ほぼほぼ10倍に化かしています。

まあ、中止に次ぐ中止で勉強を1年半以上もする羽目になったので、今の所リターンは思ったよりも少し低いかなという状況です。(合格者の平均勉強期間はITの業務経験がある人なら長くても4カ月ほどです。)

しかしよほどのことが無い限りこの資格は失効しないので、今後はプラスにはなってもマイナスにはなりません。

自己投資こそ最強の投資

一般的に、事業投資にせよ株の投資にせよ、月利20%以上の案件はほぼ間違いなく詐欺案件、若しくは暴力団や半グレが関わっている違法な案件に肩入れしている状態と言われています。

しかし事業投資は自分の努力次第でなんでもできますし、当然の事ながら違法でもないです。(クラッキングなどするのは言うまでも無く違法ですが。)

そして努力次第でリターンの率や成功確率をいくらでも上げる事が出来ます。

また資格に関して言えば、複数領域の中級程度の資格を取得するのが最もコスパが良いでしょう。

資格取得と業務経験の獲得は同時並行で行っているため、リターンに関しては純粋な数値ではないかもしれません。しかし、仕事獲得の上で資格取得という結果がプラスに働いている側面もありますし、勿論資格を取る勉強で身に着けた知識も業務でかなり役に立っています。

フリーランスの場合は試験に受かっても落ちても受験料も書籍代も全て自己負担ですが、経費に出来る上にリターンを余すところなく受け取れます。

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