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フリーランスエンジニアが考える、ブラックな上司・曲者上司との付き合い方

近年はコンプライアンスが良い意味で厳しくなり、世の中の風潮もあるので、セクハラやパワハラし放題なブラック上司は少なくなりつつあります。

とはいうものの、完全に駆逐されたわけではありません。

また、エンジニアは理系、技術系の仕事です。

知識やスキルは豊富ですがコミュニケーションの不得意なオタク気質の人間や、こだわりや癖の強い職人気質の人間が時には上司になる可能性もあります。
(先に補足しておきますが、これは決して悪口ではありません。オタク、職人のような一つの物ごとに対してエネルギーや気力を注ぎ込める人間がいないと大きなプロジェクトは絶対に成功できません。)

ブラック上司はともかくとして、オタク、職人のような気質の人間(ここでは曲者と言っておきます。)はIT業界にとって必要不可欠で、リスペクトすべき人間だからこそ、そのような人間との付き合い方を紹介したいと思います。

ブラック上司と曲者上司との違い

まず、ブラック上司と曲者上司との見分け方を紹介したいと思います。

ブラック上司にはリスペクトなど必要ありませんが、曲者上司に関してはリスペクトしなければなりません。

人への接し方

ブラック上司は人によって悪い意味で対応を変えますが、曲者上司は良くも悪くも差別も区別もせず、誰でも同じような対応にします。

ブラックな上司の場合、意外にも人の目を気にし、心の交流を求めています。

ただ人格も相応に歪んでいるので、中々人が近づきません。そのはけ口が職場になってしまうのです。

経験の少ない同性の若手社員を馬鹿にしたり過度に厳しくするのに、異性の社員や上司には徹底的に甘くしたり、媚びを売ります。


プライベートにまで干渉してきて、やれ彼氏や彼女と別れろ、一人ぐらいしろ、等と無責任な事を真面目に説教してきたり、仕事を辞める時になると辞めるなと言ってくるような人も珍しくありません。

対して、曲者上司はそもそも他人にあまり興味がありません。仕事やプログラミングをやっている方が彼らにとってはよっぽど楽しいのです。

従って、曲者上司は同性だろうが異性だろうが、年上だろうが年下だろうが、対応にはほぼ大差なく、不愛想かシャイな物になるます。ただ、打ち解けてくればこの限りではありません。

仕事の取り組み方

ブラック上司は表面上は一生懸命仕事に取り組んでいるように見えますが、多くの場合、本当はあまり仕事が好きではありません。それに対して曲者上司は仕事やプログラミングが大好きな場合が多いです。

将来の目標や夢があるかどうかを聞けばこの辺は見分けがつきやすいと思います。

ブラック上司のように、会社に言われたからやる、みたいな受動的な考え方の人間では、夢や将来の目標など、思いつきませんし、そもそも考えもしません。いくら仕事を懸命にやって会社からのミッションをクリアしてもです。

それに対して曲者上司は将来の目標や夢をはっきりと持っています。

アメリカやヨーロッパで働きたい、起業したい、等具体的な夢を持っている事が多いです。(彼らが素直に話してくれるかはわかりませんが。)

コミュニケーション

想像に難くないかもしれませんが、ブラックな上司は質問される事をあまり快く思いません。少なくとも、パッと見は邪険に扱ったり、小馬鹿にしたような対応をし、質問をさせる気を失せさせます。

また、必ず「完璧?}と聞いてきます?そもそも自分では完璧かどうかがわからない、と言うのをわかったうえで聞いてくる上に、ミスをすると起こるので、質が悪いです。

要は完璧に振舞わないと、ブラック上司はちくちくパワハラのような行為を飽きることなく実施してきます。

対して、曲者上司は質問をされる事に対してあまり嫌がりません。

仕事に興味を持ってくれている、と好意的にとらえるのと、後々に大きなトラブルを起こされるよりもずっと良い、と言う気持ちがあるのでしょう。

また、ブラック上司とは対照的に、「新たな疑問が出てきた場合、すぐに質問するように」と最後に必ず言います。

もし、ここまで言われたのにトラブルを起こした場合は流石に曲者上司は怒ります。

また、一度した質問を再度されるのもあまり好みません。

ブラック上司と曲者上司、それぞれの対応

ブラックな上司と曲者上司はきちんとそれぞれ適切な対応をしなければ、職場での人間関係にしこりを残すだけでなく、あなた自身のキャリアにも悪い影響を与えてしまいます。

ブラック上司に関しては適切に対応しないと強い精神的なストレスとなって帰ってきますし、曲者上司にかんしては折角得られるはずだったキャリアでの有意義な経験やスキルが得られなくなり、非常にもったいないです。

この章ではブラック上司と曲者上司のそれぞれの対応方法について書きたいと思います。

ブラック上司の場合

ブラックな上司の場合は簡単で、所属の企業か現場のコンプライアンス相談室か人事課に相談しましょう。

膝を突き合わせて話合うべき、という人もいますし、意図もわからなくはありませんが、これはお勧めしません。

理由としてブラックな上司ほど、こういう局面で上手く言葉でやり込めたり、押し切ったりするのが得意だからです。
一度直接話してやり込まれたが最後、話し合ってお互い納得したんだからと言って、それを免罪符にする可能性もあります。

また、いじけて前よりも状況が悪化する可能性も考えられます。

ブラックな上司はどこかの名探偵とは逆、つまり体は大人、心は子供なのです。

心も体も子供なら兎も角として、心だけ子供の大人を相手にする場合、下手に筋を通した対応をしない方が身のためです。

まともに相手する価値はありません。すぐさま現場から追い出してもらうべきです。最悪の状況に陥らない限り、自分から現場を抜ける、という事もしなくてよいですし、そうすべきではありません。

一対一で勝負するよりも、まず適切な人に相談をし、外堀を埋めることに専念しましょう。

曲者上司の場合

ブラックな上司に比べて曲者上司への対応は少々難しいです。なぜなら、有能なうえ、決して悪い人ではないからです。寧ろ根は良い人だったり面倒見が良いというパターンが多いからです。

ただ、表面上ぶっきらぼうだったり、物事をはっきり言うので、本来の人格に気づく前に苦手意識を持ってしまうのです。

そこで私が推奨しているのが、兎に角文字に起こす、という事を意識する事です。

例えば何かわからない事があった時、ただ単に質問しに行くのではなく、一度メールやチャットなどで文字にして相手に伝えるのです。

そうすることで自分や相手の考えが整理されるだけでなく、最低限のコミュニケーションで問題が解決出来ますし、記録としてドキュメントに出来ます。

曲者上司は熱意を持って仕事に取り組んでいますが、我々と同じようにトラブルを嫌います。そんな時のためのドキュメントを作っておくと、評価が上がります。

会議の議事録も同様です。

人間、案外自分の発言やそれに対する意見を覚えていないので、そのやり取りを記録してくれるとなると、とてもありがたいです。

人間関係こそ、臨機応変に対応しよう

スキルレベルの高い現場だから、ブラックな上司は少ない、若しくはいない、という事は残念ながらあまりありません。

折角良い現場に行けたのに、ブラックな上司がいるせいで台無し、若しくはまた現場を直ぐに変更するのはもったいないですし、キャリアアップも遅れてしまいます。

特にフリーランスの場合、キャリアアップの遅れは致命的です。唯でさえ不安定なうえに、年収も上がりにくくなってしまい、精神的にも強い負担になってしまいます。

そして、曲者上司に関しては案外スキルレベルの高い現場の方が多くいる可能性があります。

曲者上司に関しては、学ぶべきことも多いので、上手く付き合って、長い関係性を気づいた方が、絶対にキャリアにプラスになります。

人間関係は良い意味でも悪い意味でも影響がとても大きいので、上手く対応していきましょう。

フリーランスになって、変な会社のしがらみが無い分、他人を人の性格を冷静に見極めることが出来ます。

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