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フリーランスエンジニアの筆者が陥った危機とその対処法

人間生きていれば不測の事態と言う物には少なからず遭遇します。これはフリーランスは言うまでも無く、会社員や公務員、果ては学生まで共通する事でしょう。

いざとなったら会社が守ってくれる、旦那や奥さん、親が何とかしてくれると思っていたら痛い目を見ます。

そこで今回はフリーランスのエンジニアの筆者が陥った危機とその対処法について解説します。

フリーランスだけでなく、会社員や専業主婦の方も見ておいた方が良いでしょう。

案件が取れない

案件を安定して貰えるかどうかはフリーランスや個人事業主の共通した悩みです。

しかも今は新型コロナ禍が猛威を振るっているせいで経済状況があまりよくありません。比較的影響は少ない方とはいえ、IT業界も打撃を受け、ロースキルのエンジニアを中心に案件からあぶれてしまう人も多いです。

そして筆者も案件からあぶれそうになりました。一月ほど仕事が無くなる恐れがあり、そうなると一月無給で過ごす羽目になります。経済的に大打撃を受けます。

解決法

解決方法としては単純で、案件への門戸を広げたうえで、自分の能力を高め続けたことです。

筆者は上流工程の案件が希望でしたが、コーディングの開発も視野に入れたうえで、勤務地もこだわりませんでした。(都内や横浜は勿論の事、神奈川で言えば小田原や厚木、東京なら多摩や福生、埼玉なら桶川、千葉なら津田沼まで供しました。)

また、単価も10%程のダウンも受け入れました。

ここで肝になるのは、自分から発信し続けたことです。つまり、上記の条件でも受け入れることをパートナー会社に自分から提示しました。

案件に対して妥協するだけでなく、どんな状況でも自分自身に投資をし続け、資格等を取得し続け、自分の市場価値を高め続けました。

その結果無事に案件を取得する事が出来、技術経歴に空白期間が出来るのを避けるのに成功しました。

また、案件の内容もそれほど以前の物と見劣りしませんでした。(多少激務ではありましたが、相変わらず上流工程でした。)

人任せにしていては絶対に危機は乗り越えられません。自分でどうするかを考え、周りに相談や発信をし続けることが大事です。

収入が下がる

中食等の限られた業界で無い限り、新型コロナ禍においてはほぼ全てのの人が経験したのではないでしょうか?

先程の記述にもある通り、筆者も単価の減少は少なからず可能性がありました。

また、ITエンジニアも収入が減った人はこの新型コロナ禍において珍しくありません。

そして残念ながら給料や単価が下がるのは今回が最後ではないでしょう。

日本だけで見ても西日本への豪雨や東日本大震災等の災害、オウム真理教や日本赤軍などのテロ組織の暴走、更には左派政権の迷走等、所謂「不測の事態」は平成移行も頻発しています。

世界規模で見ても9.11やリーマンショック、ホルムズ海峡での小競り合いやISの台頭など、数えきれません。

収入が下がる、という事態に対しては誰しも陥る可能性があります。対策をしなくてよい人などいません。

解決方法

此方も解決方法は単純明快で、下がった分は他で取り返すか、どこかの出費を抑えました。

今はクラウドワークス等の副業が発達しているので、月一万円くらいならそこまで苦労せずにカバーできます。頑張れば本業に差し支えない範囲ですと会社員でも10万程稼げるでしょう。(給料が下がったからと言って本業は疎かにしてはいけません。)

どこかの出費を抑える、つまり節約をする際にポイントなのが、我慢しない事です。

飲み会を我慢する事は即効性は高いですが大体は長続きしませんし、ストレス解消の手段を失って心身に異常が出て、更に悪い状況に陥る事が予想されます。(毎日飲みに行っているならば話は別です。週2回ほどに留めるべきです。)

また普段の買い物を買い物するお店と提携している会社のブランドのクレジットカードにする事で、割引きにする事も出来ますし、ポイントも付きます。発行するだけで商品券や現金の還元をしてくれる会社もあります。

普段ECサイトで買い物をしている場合もポイントサイトを使うだけで何%かが還元されます。

また携帯を格安SIMにすれば、通信速度は落ちますが出費はかなり抑えられるはずです。

節約に関せばこの記事で列挙した策を講じるだけでも5000円から1万円ほど出費を抑えられるので、かなりコスパが良いのではないでしょうか。

現場があわない

世界の皆を愛すことも愛される事も残念ながら不可能なのと同様に、全ての職場の人間関係がうまく行くとは限りません。

我々フリーランスのエンジニアで言えば、新しい現場の上司や部下と人間的に合わない、というのは珍しい事ではありません。

おまけに必ずしも相手が一方的に悪い訳ではなく、よくよく考えれば悪い人ではない、という場合も少なくないのが余計に悩ましいです。(例外もあります。)

解決法

この問題に関する解決法としては、相手の望む事をするか、戦略的撤退をする事です。

例えば神経質で完璧主義者の上司には逐一報告や確認の連絡をする、せっかちな人に対しては事前に質問や報告の内容を紙に書いて整理する、等です。

自分の望む事をされて悪い思いをする人はいないので、関係性はそのうち改善される筈です。

それでも効果が無い、若しくは相手の要求が自分にとって過大な場合は撤退する事も考えなければなりません。特にフリーランスエンジニアの場合はそうしないとクレームに繋がり、パートナー会社からの信頼すら失う可能性があります。

戦略的撤退をする場合の注意点は、絶対に安直に逃げてはいけない、そして事実と自分の言い分をきっちり言う事です。

もし現場を変えるとなると、パートナー会社の営業さん(会社員の場合は人事部の職員や営業)は事情を知りたがるものです。その時に事実を正確に伝えたうえで自分の気持ちなどの感情面も伝えるべきです。

また去り際も挨拶を欠かさない等、礼儀を尽くす事は忘れてはいけません。

貯金が出来ない

貯金が出来ない、と言うのは別に差し迫った危機ではありませんが長期的に見ると非常にまずいです。

年金が貰えるかもわからないのに稼いだお金を片っ端から使っていては、老後に非常に困った状況になるのが確実です。フリーランスなら猶更です。

老後の心配ばかりして稼いだお金を全て貯金に回しておまけに実家暮らしと、全く人生を楽しめない状況は絶対に避けるべきです。人生の事をよく考えている人イコール老後の事に全てを注ぐ人、みたいな考え方がありますが、筆者にしてみれば、情報に踊らされているだけで全く賢くなければ人生の事を考えているとも思いません。

だからと言って稼いだお金を全て酒金女に費やすのは極めて愚かしいです。

要は前者二つの中間を取るのが難しいのです。それも一人暮らしの場合は特に。

解決方法

この事態を解決するために、筆者は毎月の収入の20%程を強制的に貯金に回すシステムを作りました。

銀行の定期貯金や保険会社の財形貯蓄も良いですし、海外の長期積み立て投資も良いでしょう。

特に海外の長期積み立て投資の会社は表立って宣伝活動はしていませんが、利率も非常に良く、安全です。(海外と聞くだけで眉を顰める人がいますが、安全性と利益を両立しなければ日本よりも歴史や規模が格段に上のアメリカやイギリスで行き残れません。)

筆者は海外の長期積み立て投資の会社で良い会社を探すために知り合いに相談したり、セミナーに出たり書籍で勉強しました。

また貯金用の銀行口座も作り、毎月2万円ずつお金を入れていざという時や直ぐにお金が必要になった時のために備えています。

貯金に回すほどのお金が無い、と言う場合も対処は簡単です。先程の章で話したように副業をして貯金するためのお金を稼げばよいのです。

事故の回避で大切な事は?

事故を回避するのに大切な事は自分から発信する事です。

これはどんなことでも言える事ですが、人に助けてもらいたい時やしてほしいことがある時は自発的に声をあげなければなりません。

また声をあげる時は、感情的にならず、相手に対する礼儀や気遣いを忘れてはいけません。どこぞの漫画の登場人物が言うように、世間はあなたの母親ではないのです。

助けを求める時も、大人としての対応をしなければなりません。

人生に事故はつきもの

安定した、心配のない人生を望む人は沢山いますがそれは無理な話です。

それはこの時代であれば尚更です。仮に新型コロナ禍が無くても、情報化社会への移行、少子高齢化の進行などで唯でさえ先が見通せない時代が来ています。

そんな中、求められるのは楽な道を歩んでいるかどうかよりも事故をきちんと回避する能力ではないでしょうか。

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