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フリーランスエンジニアの資産形成

フリーランスエンジニアは、公的な年金などの額が少ないため、老後の事は働けるうちにきちんと考えておかなければなりません。

また折角稼げる(そして相応に大変な)仕事につけたのですから、しっかりと資産を形成して豊かな生活を営みたいと皆さん思うでしょう。

そこで今回はフリーランスエンジニアの資産形成の方法について解説していきたいと思います。

お勧めしない方法

最近は資産という言葉が流行語大賞張りに流行っているせいか、極めて質の悪い商材や本質的には全く資産形成と呼べない(つまり長期的に見るとどう見てもマイナス)商材が沢山あります。

そして大事な事ですが、資産形成は副業ではありません。給料を投資でカバーしよう、なんて広告を最近よく見ますが、あんなの真っ赤な嘘です。つまり、目先の現金どころか数年先まで手元の現金は全く増えません。寧ろ現金だけで言えば減ります。

プラスの数値を増やすよりもマイナスを如何に減らすかが資産形成において重要だと思うので、まずはお勧めしない方法から紹介したいと思います。

銀行預金

老後二千万円問題がとうとう表面化したせいもあり、365日禁欲的な日々を送ってせっせと銀行口座に貯金をしている人が沢山いますが、愚かと言うほかありません。

勿論、貯金は大事です。自分や家族の身に何かあった時のためのお金は大事ですし、フリーランスの場合、仕事が無くなった時の蓄えもそれなりに用意しておく必要があります。

ただ、自分の財産が全て銀行口座の現金と言うのは非常に問題があります。

20年前は100円で買える自販機などいくらでもありましたが、今は滅多に見かけません。もっと時をさかのぼれば、50年前の1万円なんてかなりの大金でしたが、今では高校生でもそのくらい財布に入っていることがあります。

つまり、1円の価値が安くなっているのです。(昔1円でアフリカの子供たちにこんなにためになる事をしてあげられる、等と言うポスターが沢山ありましたが、これも今ではほとんど見ません。)

事実、年間2%程インフレ、つまり通貨の価値が安くなっています。おまけに複利で。20年もすれば価値はほぼ半減です。

仮に今1か月で10万円投資しても2か月後には6万円ほどの価値になるのです。(もっと正確に言えば今6万円で変えていた物が10万円払わないと買えない世界に成るのです。)

事業投資

そもそも事業投資は資産形成のためにやる物ではありません。便宜上投資と書きましたが、実際の所投資ではなく投機、それも競馬で言うと万年最下位の馬が一位になる事に大金をかけるような物です。

そもそもまっとうな企業や起業家なら個人ではなく銀行から借ります。そちらの方が金利も低いですし、お金の出どころもクリーンです。ヤクザや半グレから出資を受けたなどという事実があった場合、廃業どころか下手したら警察沙汰になります。

投資先の起業家が詐欺で捕まって全部パーになるというのも全く珍しくありません。というよりも寧ろそんな事ばかりです。

事業投資はお金持ちになってから、応援したい若手起業家に対してする者です。つまりお金持ちになってからやる物であって、お金持ちになる為にやる事ではありません。

幾ら習慣から真似しろと言っても、お金持ちにしか物理的に出来ない習慣はやる必要ないですし、今の生活を削るに削ってやる事でも無いです。

自動ツール

フリーランスエンジニアというと、自動化ツールなどのプログラミングを駆使したツールを使いたくなるものですが、こんな物どれもこれも紛い物です。

大体、自動化ツールなど大層な名前で言っていますが、どんなアルゴリズムで作っているのでしょうか?仮にもITエンジニアの端くれならそこに関してはいい加減にしてはいけません。

そして評価元は大概、なんかすごそうだけど、具体的な情報はわからない。という場合が殆どです。(アメリカの大学でMBAを取得、とか週に複数のニュース番組の経済コーナーに出演、等です。)

医薬品で言うと、中身の成分がわからない、製造元も不明、でもよく効くらしい、なんて状況です。そんな危ない薬を飲む勇者がいるのでしょうか?

大体こういう系統のアプリやツールは無駄にスタイリッシュでかっこいい宣伝をしているため、騙される人が続出しています。

まあ、自動ツールに関しては別な機会にもっと詳しく書こうと思います。

お勧めできる方法

お勧めできないものを一通り紹介したところで、お勧めできる方法も紹介してきたいと思います。

お勧めできる方法の最大の特徴は、時間はかかるが着実にプラスになる、という物です。

そして以下に上げる方法を複数採用し、所謂分散投資を行う事をおすすめします。

金融企業の財形貯蓄

保険会社等の財形貯蓄、と言うと利率が銀行よりも高いだけで会社を設けさせるだけ、という意見も多数ありますが、分散投資の候補の1つとしてはありです。

全て不動産、全て株、と言うのは案外精神的に削られます。手持ちの株の価値が急落した場合、所謂狼狽売りをして大損をしたうえに資産もゼロになってしまう可能性もあります。

そんな時に、そこまで儲けはないですが貯えがある事が頭の片隅にあれば、一種の精神安定剤になり、冷静になれますので、狼狽売りなどをする可能性が低くなります。

また、きちんと法律で守られているというのも大きな魅力なので、初めての資産形成のために一度お話を聞くのは悪くないと思います。

不動産投資

不動産投資は昔から定番の資産形成の方法です。今でもきちんと目利きすれば大きな資産に出来ます。

しかし、注意しなければならないのが市場に出回っている物は殆ど碌な物が無い点です。本当に良い物件であれば売ったりせずに、そこの不動産会社が保有して賃貸などで運用するはずです。

もし本当に不動産投資をしたいのであれば、書籍等で積極的に情報を集め、人脈を形成する事です。間違ってもネットの情報や広告に安易に飛びついてはいけません。

フリーランスエンジニアの場合、以前の記事でも書いたようにローンを組むのが難しくなるので、会社員のうちに買うのがお勧めです。

株式投資

株式投資はリスクが高い、などと言う人がいますが、それはデイトレードの場合です。所謂バイアンドホールドと言う手法(株を一度買ったら売らずに保持しておく事)であれば極めて低リスクです。

インターネットが発達したこの時代、アメリカやヨーロッパの株が簡単に買えます。英語が使えなければいけないなんてことはありません。

また株の中にもいろいろあり、株価がそこまで上がりもしないし下がりもしない、でも安定して収益を得られる業界があるので、そこの業界の会社の株を買う事をお勧めします。(食品会社や通信会社などですね。)

おまけに配当金や株主優待券なども貰えるので、低リスクで且つ確実に資産を増やせることが出来ます。

それでもリスクがあるのでは?と考える人は良く考えましょう。今あなたが働いている会社やあなた自身の仕事の能力と、コカ・コーラやマクドナルドなどの会社、どっちが淘汰される可能性が高いでしょうか?

投資信託

投資信託は日本の物はあまり利率が良くありませんが、外国の会社の物であれば利率は高くなります。

外国の金融商品と聞いただけで怪しむ人がいますが、そもそも国民の金融リテラシーも関連の法律も、イギリスやアメリカ、シンガポールなどの方が高いです。

アメリカは勿論、アジアの金融大国であるシンガポールや、世界最古の金融都市であるロンドンを持つイギリスで詐欺集団のような会社が生き残れるわけありません。

ただ、お金を投げる会社自体は幾らか調べた方が良いのは確かです。

月2,3万円と比較的安価な値段から始める事も出来ます。

より確実に堅実に

人生一発逆転などあり得ません。それは資産形成においてもそうです。

あまり短期間で大逆転を狙うと、痛いしっぺ返しを食らう可能性が高くなります。

資産形成は時間をかける事でより確実に資産を大きく出来ます。ゆっくり着実に。これが資産形成において最も注意すべき点だと思います。

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