現場から嫌われるエンジニアの特徴
フリーランスだろうが会社員だろうが、通常エンジニアとしての仕事はチームで行います。よって協調性やコミュニケーション能力もエンジニアにとって必須の能力となるのです。
どんなに有能で知識量豊富でも、現場から嫌われてしまえば契約の更新を常駐先の企業から渋られてしまいます。
そこで今回は現場から嫌われるエンジニアの特徴を紹介したいと思います。
体調不良が多い
エンジニアの仕事はチームで仕事をします。つまり、常に何らかのタスクが割り振られている事が多いです。
なので、もし体調不良で仕事を休んだ際は、その仕事は他のチームメンバーがやるか、スケジュールの遅れと言う形でチームリーダーに負担がかかります。
逆の立場であればどちらにしても嫌な気持ちになると思います。
また、あまりにも体調不良が多いと本当に体調不良で休んでいるのか、周囲から疑いを持たれる事もあり得ます。
レスが遅い
ただでさえレスが遅い人は仕事上では信頼関係の醸成が難しくなりますが、コロナの影響でリモートワークが増え、その傾向がさらに顕著になっています。
リモートワークでは物理的に同僚やチームリーダーは同じ空間に共有していませんので、連携が取りにくくなります。今までは声をかけて質問していた物がPCでの文字でのやり取りになってしまったからです。
レスが遅いと、ミーティングまでに必要な情報が集まらなくなったり、必要な時間に必要な作業が出来なくなり、チームどころか企業全体に損害を及ぼす可能性すらあります。
仕事においては基本的に5分以上レスが無いと相当嫌われます。せめて今できないから何時までにやり、再度報告します、ぐらいのレスポンスは返すようにしましょう。
報告をしない
前述したように、コロナで影響でリモートワークが増えた影響で、チームメンバーとリーダーが同じ空間を共有しなくなったので、報告の重要性が以前にも増して高まっています。
同じ空間を共有しなくなった、といのは手順の確認や事後の状態のチェックなども一緒に確認できなったので、異常を検知できる人数と確率が下がったという事です。
よって、チームメンバーは事後報告だけでなく、事前チェックなどの報告も必要不可欠になるわけです。
些細なミスや思い込みが以前にも増して大きなミスや損失に繋がりやすくなったので、皆さん気をつけましょう。
質問をしない
往々にして業務で使用しているシステムと言うのは大掛かりで、とても一朝一夕で把握できるものではありませんし、同じ構成のシステムなどありません。
また、知っていると思っている事や理解していたことが実は違った、等という事はよくある事です。実際に仕事を始める前にどの位これらの確認や質問が出来るかが、その後の作業効率やバグの少なさを左右します。
仕事に取り掛かってから質問をして処理をしているようでは、業務効率が大幅に落ちますし、重大なバグを生み出す可能性が多くなります。
大体の場合、チームリーダーからしても全く質問が来ないよりは、どんなに細かい事でも良いから質問が来た方が安心出来ます。
全く質問が出ない、と言うのは頭が良いからでもスキルがあるわけでもなく、単に何も考えていない、というパターンが多いです。
途中経過を言わない
質問をしないエンジニアは嫌われる、と先程言いましたが、質問の仕方が下手糞なエンジニアも嫌われます。
ただ単にわかりませんでした、というのは相手に全ての責任と労力を丸投げしているように聞こえるので、とても嫌がられます。
質問する時はどこまでわかったのか、どこまで調べたが資料が出てこなかったのかを言わないといけません。
また、自分の中で必要な情報と不必要な情報を精査した上で、必要な情報は余すことなく相手に渡さなければいけません。
メモを取らない
人の記憶と言うのは曖昧な物なので、言われた事や注意されたことは必ずメモに書きとめておかなければなりません。
出ないと同じ事を同じ人に何度も聞くことになり、労力の無駄です。自分だけでなく他人の時間と体力まで奪うことになり、チームのリソースをこの上なく無駄にしてしまいます。
また、そもそもこいつはやる気があるのかと、能力だけでなく意欲までも疑われてしまう羽目になります。
ツールの使い方を書いたマニュアル集、必要な資料がメモされたリンク集、システムの仕様がかかれた仕様書メモ等は最低でも作成するようにしましょう。
これらを会社が全てそろえた上で、内容もわかりやすくしてくれるのが理想的ではありますが、そんな現場なかなかありませんし、そもそもそんな現場はエンジニアを外注することは無いでしょう。
特にフリーランスであれば、自分で自分の環境ぐらいは整えるぐらいの気概が必要です。
勉強をしない
ITの世界も奥深いですが、1つの業務システムに絞っても中々奥深いです。
従って日々の勉強は必要不可欠です。また、現場の企業で新しい技術を導入する、と言う事もあり得るでしょう。
そんな時、新しい技術に無頓着で話が通じないとあれば、仕事を任せられない、意欲が無い、とチームメンバーからもリーダーからも疎まれる存在になってしまいます。
話が長い
ITの世界は人手不足です。つまり、皆忙しくしているという事です。
従って、コミュニケーションは簡潔に済ます必要があります。
話が長い人は時間の無駄、と思われ、そもそも話すらしたくない、という印象すら与えかねません。筆者も経験がありますが、無駄に話が長引くエンジニアには幾度となくイライラしました。
これに関しては解決法は極めて簡単で、結論から話す、という事を心掛ければかなり改善できます。
話が長い人は、往々にしてそもそも自分が何を聞きたいかすら忘れる事が多いので、先に目的を宣言する事でこれを防げますし、相手からしても回答が簡単になります。
ちょっと気をつければ大丈夫
ここまで読んだ人であれば薄々気づいていると思いますが、案外くだらない事柄が多いかと思います。
実際、ちょっと気をつければ現場から嫌われるエンジニアになる事は殆どあり得ません。継続する事が肝です。
フリーランスエンジニアは現場からの評価が生命線なので、これからフリーランスエンジニアになろうと思っている人は気をつけましょう!